今回、ご紹介するのは千葉県内の公園にママといたジュネちゃんと、富士市内の外にゃんこママから産まれ3兄妹で保護していた(お兄ちゃん2匹は病死)ハッピーちゃん(のんのん改めハッピーちゃん)のお話。

ジュネちゃんは遊びに行った観光地で観光客の大声に驚き暴れて猫用ハーネスから抜けて、そのまま行方不明になってしまった。それから、Nご夫妻の大変な捜索活動が始まった。そんな頃に、メンバーの話で行方不明の猫ちゃんをさがしているご夫婦がいると聞き私も知り合う。なかなかジュネちゃんを見つける事ができなく、とても辛く悲しかったお二人。季節も秋から冬に向かっていた。ママが ジュネだめになっちゃうかしら??と心配していたのを思い出す。どれだけ大変だったか私も行方不明の愛猫を必死で探した経験が何度かあり痛いほどわかった。愛猫の行方不明、それはそれは不安で、もう何も手につかないほど心配でたまらないもの。
1ヶ月もの長い間、来る日も来る日も探すのがどれだけ大変だったか、想像を絶する。
泊まり込みで一生懸命に探す姿にお二人のジュネちゃんを想う愛情の大きさを知った。
どうか無事に見つかってほしい・・・と。そこで働いている皆さん、遊びに来ていた観光客、私も他のメンバーも多くの人が願った。

必死の捜索と、みんなの想いと、ねこ神様のお力もあって?お二人はジュネちゃんと奇跡の再会を果たすことができた。
無事で本当に良かった。
その後の生活も落ち着いてきた頃、ジュネちゃんに妹を・・・と、おうちを探していた ハッピーを迎えてくれた。

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当時を思い出し胸がジーンと熱くなった。お便りというより小さな物語のよう。
なので今回は、にゃんぽStory💎 として掲載することに。

ハッピー、ジュネお姉ちゃんと仲良しでいいね。パパもママも可愛がってくれて幸せね♥うれしい。
小さかったハッピーがお姉ちゃんより大きくなったなんてすごいな。お兄ちゃん達の分まで幸せにならなきゃ。これからもジュネお姉ちゃんと仲良く、そして元気でいてね。
パパさん、ママさんお便りありがとうございます。お元気そうで何よりです。ジュネちゃんとハッピーの写真たくさんありがとうございました。2匹で仲良しかわいすぎです。またお二人に会いたいです。暖かくなってきたら是非、遊びに来てください。Iさん、Dさん、Mさんにもお元気な事を伝えておきますね。これからもジュネちゃんとハッピーと幸せな毎日をお過ごし下さい。リタより
以下里親さまからのお便り、回想録です

お世話になりっぱなしでご無沙汰してます。
猫ちゃん達のお世話ご苦労さまです。Iさん、Dさん、Mさん達もお変わりありませんでしょうか?
とても懐かしくいつも思い出話をしています。皆さんにお会いしましたらよろしくお伝え下さい。
ハッピーの近況写真を送ります。当時、行方不明から生還したジュネとハッピーです。とても元気で、とても可愛いです。また連絡させていただきます。

 

2016-02-10

我が家の二人の娘(ジュネとハッピー)

我が家では夫婦の他に2匹の猫ちゃんが家族として加わっています。最初の子は2010年に千葉県の袖ケ浦公園に花菖蒲を見に行ったのが契機となり、何度目かに行ったとき母猫に連れられた子猫のジュネ(♀)に出会いました。

大変に人懐っこく私たちの足元を離れずにどこまでもついて来る子でした。何度か通ううちにすっかり情が移り、またこの母娘も子離れ、親離れを迎える時期に なっていたので、2011年の年明けにこの母娘たちをお世話されていたボランティアのSさんにお願いして、ジュネを家族に迎え入れました。

IMG_1238 - コピージュネ

2012 年秋に最初の子ジュネを連れて静岡県富士宮の田貫湖に遊びに行ったとき、湖畔を散歩中に他の観光客の大声に驚いてジュネが山中に逃げ込んでしまい、私達は 山中に分け入って必死になって探しましたが、日が暮れてかなり強い雨も降ってきたため捜索を打ち切り、富士宮市内のホテルに泊まり翌日夜明け前からジュネの姿を見失った周辺の藪の中を「ジュネ!、ジュネ!」と叫びながら何度も何度も行き来しましたが、簡単に見つかる筈もなく翌々日もまた次の日も同じことの 繰返しで疲労困憊しました。

しかし我が子同然のジュネを必ず見つけ出す という信念のもと気力を奮い立たせ長期戦を覚悟しました。
神奈川県川崎市の自宅に夜間帰宅したら翌日早朝には田貫湖に戻り3日間泊まって探すという状態を繰り返しました。何が何でも冬になる前に探し出さなければ…と 必死でした。

ジュネの行方不明からちょうど1か月を迎えた10月15日の朝、国民休暇村の前の林の中で「人を呼ぶような猫ちゃんの鳴き声がして、声をかけ ると反応する」という情報が田貫湖北側管理責任者のMさん経由で私たちに寄せられました。私達夫婦は「ジュネだ!」と直感し伝えられた場所に急行し早速 呼び掛けるとなんとジュネの声が反応するのです!必死で藪の中に呼びかける…必死でジュネが反応する…が、すでに日が高くのぼり近くの道路は旅行者の話し声、車の音、遊歩道の工事関係の人たちの声などが入り交じり、警戒心の強いジュネは出て来れないのです。
しかし、夕刻近くになり人通りが途絶えたころ 「ふれあい自然塾」の駐車場傍の藪の入り口付近にいた私達夫婦のもとに遂にジュネが現れたのです!

家内がジュネを抱き上げ車の中に駆け込みました。お腹を空かしているだろうと大好物の餌を皿に入れて車の床に置くと夢中で食べて次の瞬間、家内の胸に飛び上がって抱き着いては歓喜の声をあげ、また飛び降りて食べる…また家内に抱き着いて聞いたこともないような声をあげながら振り切れんばかりに尻尾を振る…を何度も何度も繰り返していました。
「ふれあい自然塾」からも、ご協力をお願いしていたTさんが駆け寄ってきて一緒に喜んでくれて、私たちは涙が止まりませんでした。前置きが長くなりましたが、ここに至る までに大勢の皆さんに助けられました。特にMさんをはじめ、家族のいない猫ちゃん達の里親探しのボランティア活動をされているKさん、Iさん、Dさんには多大なお力添えを戴きました。この様な過程のなかでKさんには「ジュネが戻ったら、もう一匹猫ちゃんが欲しい」とお願いしていました。

ハッピー001ジュネが見つかって1か月ちょと過ぎた2012年11月21日、その後の報告を兼ね皆さんと再会し、当時のお礼を述べた後にKさん宅にお邪魔し、そこで対面したのが私たちの2番目の子、次女になるハッピー(♀)で、一目惚れでした。

 

ハッピー

この子は3兄弟で2012年の春に生まれたということで、対面した時はまだ小さな子猫でしたが、他の兄弟は病気のため既に他界していて天涯孤独の身とのことでした。

 

 

お星さまになったお兄ちゃん達
うに &チビニャンズ 054

IMG_0281その日に自宅に連れ帰ってから早くも3年余りの月日が経ちましたが、ハッピーはジュネに優しく見守られながら成長し、今ではジュネより体は大きくなった感じですが、相変わらずジュネに甘えて寝る時も、遊ぶ時も、食事の時も、いつでも一緒に居たいのです。

 仲良し

私達に甘えるジュネとハッピーを見ていると、多分この子達は生い立ちの中で今が一番幸せなのかな…と思います。

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そして私達がこの子達に注ぐ愛情以上のものを、この子達は私たちに 返してくれて日々大いに癒されています。

 

 

ママ大好き

川崎市 Nさま