育ててあげられなかった遺棄されたななつご 2022初夏

少し肌寒い雨の日が続きましたが今週は晴れの日がありました。梅雨の前の貴重な晴れで、やることたくさんです。

今日は悲しいお話しです。
いつものように私の所へきた経緯は可哀想でも、スクスク育っている姿を見てもらいたかったです。懸命に生きようとしていた愛らしい姿を見てもらえないのが、とても残念で悲しいです。
抱っこするのが怖いぐらい、ちいさないのち。ななつごのベビー、育ててあげられなくてごめんね。大きな声で鳴いて知らせた元気な子、その声を聞いて必死で助けてもらったのに、育ててあげられなくて何も見ないで逝かせてしまいました。悲しくて情けなくて、とても悔やんでいます。
 
連休中の5/5の夕方に電話がありました。慌てている様子で、どうしたのか❔聞くと犬の散歩していたら子猫が川に捨てられていて・・・内容がないようなだけにゆっくり冷静に聞けなかったんですがビニール袋に入れられて7匹捨てられていて・・・病院に連れて行ってくれ、そこで私の事を紹介されたそうで。保温して、すぐに連れて来てください とお話ししました。ちょうど外出していましたが急いで帰って待ちました。
じきに保護主さまが娘さんとななつごを連れてきました。


ビニールの中は、とてもひどい状態で目を疑ったそうです。糞尿?だらけで、ひどい状態。病院にも行って体重を計ってくれたみたいで60グラム台~と聞きました。一番元気な子が、縛ってあったビニールが緩んだ所から這って出て鳴いてたとのこと。3m4m❔すごい高さから投げられたようで下に降りるのに近所にロープを借りて降りて、あと数㎝で川に流される所だったみたいです。


川に落とされたら流れてしまっていたので草地に落ちて良かったんですが。箱を見ると、すごく小さいので驚きました。今、思えば、この時も脱水していたのかもしれません。みんなへその緒がついていました。産まれてすぐに捨てられたんですね。

ペットボトルで湯たんぽのようにしてくれてました。が、身体はまだまだ冷たいのですぐにカイロを用意。


でも、カイロでは・・・と思い、やっぱりお湯を沸かして湯たんぽしました。なぜか身体が濡れているようなベトッとしてましたが弱っている子をお湯に入れると体力奪うので湯たんぽで、とにかく保温。保護主さんがミルクも買ってスポイトであげてくれたり来るまでにも、いろいろしてくれたようでした。

簡単に状況を聞いたら、ゴミを捨てるようにコンビニの袋に入れて捨てたようです。ゴミじゃないのに、よくそんなことを・・・鬼だって、こんなひどいことしないでしょう。前にも、あったそうです。その時の子も、同じような毛色の赤ちゃんだったと。遺棄した人は母猫の避妊手術をしないで、こんな愚かなことを繰り返しているんでしょうか❕母がわかれば、すぐにでも私が手術するのに。
   
初日は1時間に1度、少しづつミルク。口を開けるのが小さくて怖かったです。温まったら元気に鳴く子もいて、育つか不安でしたがミルクをチュッチュと上手に飲める子も2~3匹いました。3匹はほとんど飲めなくて飲む力がないです。


少し入れると鼻から出ちゃうので無理に飲ませるのは怖かったです。シリンジでほんの少しづつ0.1mlを口に入れるので精いっぱいで1匹にすごく時間がかかりました。ほんの少しだけしか飲めないので、こまめに何度もなんども抱っこしてあげました。息をしているか人差し指で触って確かめました。


それでも上手の飲める子も2匹ぐらいいて1.0mlぐらい飲めたので油断はできないけれど、このまま飲んでくれるといいな 育ってくれるといいな と思いました。体重は1日目は図る余裕なくて2日に計りました。


一番小さい子は61グラム、他の子は70弱、70ちょっとの子も。一番元気な子は80グラム台でした。キジトラ3 アメショー柄3(1匹は発見時にすでに死んでいて別にビニールに入れて同じ袋の下にいたそうです(ひどすぎです)


小さくてミルクもほんの少ししか飲めないので、ほとんど付きっ切りでミルクを少しづつ飲ませましたが2~3匹、ほとんど飲めませんでした。カテーテル授乳もして育てたことありますが、この子たちは弱弱しすぎて考えませんでした。一番小さい61グラムの子は、何度か上手に飲めたんですが飲まなくなってしまって(一番小さい子、育ってほしかった↓)
 

2日目の夜5/6に2匹がミルク飲めなくて反応も弱くてずっと側にいましたがアメショー柄♂の子は、どうしてか❔しっことウンチに血が混じっていて・・・。キジトラの♀一番小さい子も息が弱く、いつ止まるかわからないほど。がんばって息をしていましたが夜中に逝ってしまいました。
もう1匹飲まなくなってしまった子がいたんですが、その子も朝方には逝ってしまい5/7朝までに3匹が逝ってしまいました。ミルクも無理に飲ませられないので温めて側にいてさすってあげることしかできなくて。せっかく助けてもらったのに、ごめんね と謝りました。小さな3匹の亡骸をみるのが切なかったです。


あとの3匹は今の所、ミルクもまあまあ上手の飲むので何とか育ってほしい と思いました。
でも、アメショー柄♀の小さい子が2匹いて、そのうちの1匹がミルクを飲まなくなってきて心配でした。保温はだいじょうぶ、身体は温かいです。無理に飲ませて気管に入ったりするのも怖いので嫌がったらやめました。

体重は、この子は77グラムまで増えました(もう1匹は73に増えて)ですが77グラムの子は5/8の昼間に眠っていると思ったら反応がなく、もう息をしていませんでした。眠るように逝ってしまいました。あぁ、4匹も・・・。


残った2匹の子は今のところミルクを飲むし体重もキジトラ♂おにいちゃんは増えている、アメショー柄♀いもうとは73グラムのまま変わらずだけれどミルクはまあまあ飲む(5/8時点)毎日、体重を計ります。育つかもしれない。何とか、この子たちは育ってほしい。


夜も私はリビングで、この子たちを枕元に置いて鳴いたらすぐにわかるように仮眠。順調に飲んで体重が増えてほしいと思ってたんですが翌5/9になると、おにいちゃんがミルクを嫌がって飲みません。何度あげても・・・。いもうとも飲む量は減ってきたような。体重を計るとおにいちゃんは95グラムまで増えたのに91に減り、いもうとも73グラムのままだったのが72に減ってしまいました。


そして2匹はキャリーの中で鳴いてないて動いてブランケットをチュッチュと乳首を探してます。母のおっぱいを求めているんですね。その姿を見て切なくて、猫の母のおっぱいが一番いい、それなら飲むんじゃないか❔と思いました。前も乳首を借りに行っておっぱいをもらいました(54グラムで来た子たちです)どこかに乳首を借りれないかな❔子育て中の母いないかな❔と、2週間前にお産した母がいたのを思い出し乳首を借りれないか行きました。

ナナちゃんという母猫が最初は驚いていましたが自分の子2匹と一緒に抱えてくれました。あんなに鳴いていたのにピタッと泣き止んで母のぬくもりを求めていたので安心したみたいです。母に抱っこしてもらいたかったものねぇ。しばらく離れて様子を見ていましたがナナちゃんは愛しそうにお腹へ入れてくれてました。抱いてくれなければすぐに帰るつもりだったので良かったと思いました。大丈夫そうです 様子をみてみます と言ってくれたので飲めてなさそうだったり様子が変だったら、すぐに連絡くださいとお願いしました。
 

でも結果的に2匹は抱いてもらっていましたが、おっぱい飲めてなかったようで乳首を口に持って行ってもらってもおっぱいを飲めなかったと。良かれと思ってナナちゃんに託したのですが、これがきっかけになり弱ってしまいました。あんなに抱いていてくれたのに、はじかれてしまったそうで体温も低くなってしまい・・・。おうちの人が、抱っこして温めてくれたそうです。
  
連絡をもらって急いで祈りながら迎えに行きました。どうか2匹を助けてください。湯たんぽを持ってミルクを作っていきました。身体は、冷たくなってきていました。おっぱい飲めなかったの?ごめんね と急いで少しづつ飲ませて家へ。何度も車を止めてミルクをあげながら。ごめんね、かあしゃんがナナちゃんに頼んだのがダメだったね ごめんね。家について急いで湯たんぽで保温して、ゆっくりミルクと白湯を飲ませて。だんだん身体は元のように温かくなってきて、やっと2匹は落ち着いてスヤスヤ寝ました。
ナナちゃんは2匹を連れ帰った後、鳴いて部屋中をあちこち探し回ったそうです。やっぱり抱いておっぱいあげたかったんですね。


良かった、やっと落ち着いた。危なかったけれど・・・とホッとして見守ってたんですが・・・。快復してくれると思ったんですが。


でも5/10午後になると、おにいちゃんニーニーの反応が弱くなってきました。いもうとはミルクも飲んで、鳴きます。様子を見ているとおにいちゃんがぐったりしてきたようでした。メンバーに頼んでエネルギーを送ってもらいました。メンバーの知り合いの人たちも送ってくれたみたいです、ありがとうございます。少し良くなって動いて鳴いたりミルクも少し飲みました。


どうしてあげたらいいのか❔先生にも電話し相談。点滴をしても、どうかな。私の気が済むならやるよ って言ってくれましたが、今まで小さい子たちは治療しても、すぐに急変してダメになってしまう子たちがいて。あまりにも小さく弱っている子に、こんなに小さい身体に針を刺すのは・・・と思いました。とにかく保温して、あとはちびちび飲ませるように と言われました。でもミルクをあまり飲まなくなってしまいおにいちゃん、夜23:00ごろ眠るように逝ってしまいました。一番元気だったのに、あんなに元気に鳴いて身体も大きくなってきて。目も、少し膨らんだようなあと何日かしたら目頭が開きそうな気配もあってうれしかったのに。
 
いもうとアメショー柄♀歌子はスヤスヤ寝ながら、ミルクは少しづつ飲んで。たくさんしっこ、下痢のようなウンチも出て優しく拭いたのですが赤くなって痛がりました。68グラムに体重は減ってしまい手のひらの半分ぐらいですが何度も少しつづ飲んでがんばってました。夜になると、なんかつらいんでしょうか❔鳴きます。抱っこしてあげたり撫でてあげて側にいました。


ニーニーまで逝ってしまい歌子、小さい身体でがんばりました。でも0:58に歌子も逝ってしまいました。2人とも兄妹が先に逝ってしまっても元気だった日もあって、育ってほしい 何とか育てたいって必死で。かわいくって何度も抱っこしてなでてあげたのに。大事な子たちを死なせてしまった・・・もっともっと注意しながら気をつけていれば ナナちゃんに預けなければ 手元から離さなければ と 悔やんでも悔やみきれません。
ニーニー、歌子だけでも育ててあげたかったです。
毎日、手を合わせて謝っています。手のひらにのせたぬくもりが忘れられません。 
 
育ててあげたかったのに自分の無力さに立ち直れなくて泣いていました。50~70グラム前後の小さいミルクっこを育てる自信をなくしました。でもまた、いつ遺棄されて来るかもわからないので先生に、まずどうしたらいいのか❔教えてもらいました。今までもやってきたことでした。
100グラム前後ないと難しいそうですが。
母猫だったら、7匹全部は無理でも半分の子は育ったでしょう と。初乳を飲んで、せめて少しでも母に育ててもらっていたら又、違っていたかもしれません。あんなに小さいこたちを産まれてすぐに捨てた人を許せません、きっとリピーターです(近く、保健所の人と一緒に現場に行ってきます)

かわいいななつごたち、かあしゃんの所へ来てくれてありがとう。あなたたちの愛らしさ、ずっと忘れません。
(5/9 生後5日めの歌子♀ 体重73グラムまで増えました。兄妹の中で最後までがんばりました↓)

   
ななつごたちを見つけて助けてくれたMさん、Mちゃん。ごめんなさい。3日目に会いにきてくれて、うれしかったと思います。何も見ないまま逝ってしまいましたが、私たちの手のぬくもり、話しかけた声などはきっとわかってくれたんじゃないか・・・と思います。この子たちのような想いをする子がいなくなってほしいです。懸命に、助けてくれて本当にありがとうございました。